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Ogni giorno sara` sereno!

Ogni giorno sara` sereno!

町編 ~ Trieste・2日目

さて、今日は丸1トリエステ巡り!
まず最初は、見つけた時はかなりテンション上がったある乗り物に乗りに。
これに乗ってどこかに行くのではなく、 あくまでもコレに乗ること自体が目的 です。

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まだかな、まだかな・・・
レジデンスから歩いて15分ほど(子なしだったら5分で行けたと思う)、オーベルダン広場の乗り場にて。

き、きたっ!のは、そう トラム です。なんだか懐かしいエエ感じのトラムでしょ?

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しかし、ただのレトロなトラムではないのです。
このトラム、 鉄道マニアが世界中から乗りに来るほどの特徴 があります。
その特徴が現れるのを、乗りながらドキドキして待っていると・・・き、きたっ!!

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いや、で、でたっ!かな。この機械、一体何?って思うでしょ。
坂で有名なトリエステの丘へ向かうこの路線、最大勾配のあるところは
799mで160mを一気に上がりきる のですが、その 勾配を上る馬力がこのケーブルカー なのです
・・・じゃなんで最初からケーブルカーにせーへんかったん?っていうツッコミはなしで(爆)

だからこんな坂道もす~いすい・・・ではなく、ゆっくり、ゆっくり(笑)
面白かったのは取り付ける時、トラムは今まで来た線路をいったん前に進み、
係員が線路の方向を変えてトラムがバックすると機械のある線路に入るようにするんですが
その間、普段から使ってる乗客はふっつう~に待っているんですが
これを目当てに来た観光客はもう窓から写真を取りまくり。

さ、機械も着いたことだし、丘からの眺めでも楽しみましょか~♪

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下りのトラムとすれ違うと・・・なんと、上りだけかと思っていた機械が今度は前に着いてる?
下りは逆に、急な坂道でオーバースピードするのを抑える役割 があるそうです。

終着駅は OPICINA という町で、何かありそうだったら散策すっか?と言っていたのですが
見事になーんにもないので、そのまま同じ電車に乗って引き返すことにしました。
それでもやっぱり息子たちはこのトラムの旅が相当楽しかったようで終始笑顔!

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帰りは上る電車とすれ違いました。この自転車は運転手の?それとも客の?
行きはゆっくり上りで40分かかったのに、帰りはたったの20分!
それだけ勾配が急ってことですね~。いや~ホントに面白かった!!

さて終点のオーベルダン広場から、今度は海沿い、 トリエステの顔 を見に海方面へテクテク。
まずたどり着いたのが、 大運河 ・・・

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・・・ても、ヴェネツィアみたいなものではなくて、片方は教会前でストップしてます。
でも運河沿い建物の雰囲気なんかはヴェネツィア風でエレガンス♪

そこから海沿いをちょっと歩いて、 ヨーロッパ一大きい海に面した広場・ウニタ広場 へ。

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・・・が、翌日に新しい豪華客船のお披露目イベントを控えていたため、広場の海の近くの部分は
ステージや機材などが置かれていて、広場の全容がイマイチ分からん・・・泣。
しかし、トリエステは数年前見ていた TVドラマが舞台 だったので、特にオープニングに出てくる
港、この広場はすごく印象に残っていて、なんだかその音楽が頭に流れてよみがえってきたわ~!!

さて、実はここでトリエステの隣の町在住のブログの友人と待ち合わせ。
ネットではずっとおしゃべりして、この日にやっとご対面。

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待ち合わせ場所は海に正面向いた市庁舎前の噴水(写真右・・・っても水はもう流れてないけど)。
待ちながら息子たちは広い広場を駆け回り、そして彼女とマニーノと同い年の息子君が登場すると
瞬時に意気投合して男児3人で走りまくり・・・
・・・ま、関西女2人も瞬時にしゃべくり開始しましたけどね

せっかくやから トリエステ郷土料理 を食べたい!とリクエストを出しておいたら
ご主人がおススメのお店を予約しておいてくれました♪エエ感じの店構え!!
お店に着くと、お仕事を終えたご主人も合流~!

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海沿いにある町なので、てっきり郷土料理は海の幸かと思いきや、結構山系のほうが多いのが意外!
メニューには郷土料理ページもあったので、そこからチョイスしたのは上記2品。
上は ニョッキ ・・・と言っても、一般的なじゃがいものニョッキでなく、しかもこの大きさ!
1つが子供のこぶしくらいあるデカさで、中はパンベースでハム、野菜が入っています。
そして下が カルダイア というワンプレート。
イタリア語でカルダイアというと給湯器を指すのでメニューを見た時は笑えましたが
豚肉のいろんな部位の煮込みとソーセージをクレンと呼ばれるマスタードで頂きます。
付け合せも決まっていて、クラウティというザワークラフト(ザワークラウト)。
これが両方とも結構なボリュームで、この1皿で十分でした。
しかし、両方ともイタリア料理っていうよりも、 ロシアとか東欧の感じ
これも近代にオーストリアやユーゴ領になったりした歴史も影響してるのかも。
(トリエステの歴史については こちら 参照 )

Sinora Rosa
Piazza Attilio Hortis 3, Trieste Tel : +39 040 301460

さて腹ごしらえが済んだところで、まずはウニタ広場後ろ側に点在する ローマ時代の遺跡 を見に。

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ローマ時代の劇場が、中心地のビルやアパートがある中にポツン・・・と。
ここも、そして他に残っている遺跡もこんな感じで、特に何も管理がされておらず、ポツン・・と。
せっかくいいものが残ってるのに、もうちょっと何とかできそうなものなのに、残念。

ランチ後、2家族でのメインイベント~!は、 トリエステ水族館!
海沿いにある、これまたレトロ~な建物。
こういうところでもないと、子供たちに邪魔されて大人はおしゃべりできないやろってことで(笑)

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中はちょっと笑えるほどに狭く、他にお客さんもほっとんどおらず
これが功を奏して?子供たちはほぼ放ったらかし状態にできました・・・が
さすがにずっと放ったらかしもできず、5歳児2人のあとを追いかけながら(苦笑)
それでも近くで魚を、そして何故か2階にあった爬虫類コーナーを行ったりきたりして
子供たちはかなり楽しみました。ナイスな企画をありがとう、みっぺちゃん♪

ここでみっぺファミリーとはお別れし、おやつタイム。
せっかくだからトリエステ名物が欲しかったのだけど、
売っていたのはかなり大きくてその場で食べれそうじゃなく・・・
バールでなく、食材店のようなところで小さめのが売っていて、3つほどあるなかから迷ったんだけど
選択をあやまり、結構特徴もそれほどないパンみたいのでした。残念。

それでは、最後の訪問場所、 サン・ジュスト教会 へ行こうと地図を見ていくも、
なんかすんごい分かりにくいうえに、 すんごい坂道
JOはベビーカーやからまだしも、水族館ではしゃいで疲れたマニーノはバッボ肩車。
坂だけならまだしも、 最後は階段!!!
ダンナはベビーカーを担ぎ、私は何とかマニーノを歩かせてゆくも、途中に出現したのは公園。
“ここで遊ぶーーーー!!!” と突然元気になる2男児を
“帰りな、帰り!!”となんとか諭して、 最後の心臓破りの階段 の上に教会が見えてきました。

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教会での救いは、幼稚園でカトリックの授業を受けているマニーノは
“ジェズー(キリスト)どこや?” とキリストやマリアの像を探すのが好きなので
結構喜んで教会に入って、中でもおとなしく見学してくれるところ。
同じくはしゃいで疲れ果てたJOは、最後の坂道で私が押して上る揺れが気持ちよかったのか爆睡で
やっとこの教会で落ち着くことができました(ほ・・・)
この教会、外観はトスカーナの田舎にあるような感じで新鮮味はなかったのですが
深い蒼をベースとしたフレスコ画がとても印象的でした。

本当は教会横にあるお城にも入場する予定にしていたのですが
盛りだくさんの予定と何よりこの教会に来るまでの坂と階段で
私たちも疲れきっていたのでその予定はキャンセル。
ちょうどその時JOも起きたので、さっきの約束どおり、行きに見つけた公園で遊ばせ
何とか宿までたどり着く事ができました・・・。

こういう時も、夕食食べるためにまた外出しなくて済むのがレジデンスの嬉しいところ!
・・・ま、母は家事しなくちゃいけないけどね(苦笑)。


町編 ~ Trieste・3日目AM へ続く♪



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